アメリカの小学校(ボルチモア)

アメリカ見聞記より小学校を抜き出しました。

◆ー1、9月始業,12月に5歳になった翌年の9月入学ですから、5年8ヶ月で就学することになりますね。Kindergarten、grade 1からgrade5までの6学年。義務教育で、公立校は学区がある。スクールバスでの送迎。

戸籍も住民票もないので、個人が学校に入学を申し込む必要がある。配布された入学説明書には同年度の子供がいる家庭があればencourageして欲しいとの要望も書かれている。

▼入学時、クレヨン、鉛筆、はさみ、糊のチュウブ、テッシユペーパーなど要求されるが個人で適当なものを買って子供に持たせる。これらは個人単独の使用ではなく全て共同で使用する。進級するときにも同じだか持ち合うものが違う。入学時に要する費用は極めて少なくかからないと言っても良いほど。

▼教科書や教材用具は学校に置き家に持ち帰らない。宿題は毎日だされるが、配付された印刷物に記入する、英語は小冊子を読んで質問に答える。勉強の内容を宿題から想像するだけ、

▼それに持ち物に名前を書くことは一切要求されない。靴などにも。
PTA会費は年6ドル、ただし任意でボランティアとして位置付けている。
楽器などは学校で準備する。学校での一括購入はない。

▼給食は食堂でとる。生徒全員が同時に食堂に入れないので、学年やクラス毎に時間をずらして取る。11時30より13時頃まで、それで最後にとる生徒は腹がへるのでおやつを学校にもつて行く。▼朝食の給食も希望者だけにある。

昼食の給食は1食1.5ドル、内容は良くない。ただしアメリカでの年収3万ドル以下は40セント。日本から奨学金が支給される場合、アメリカでの収入がないので40セント。

▼サンクスギブイングデー、年に一度、困った人にあげるため缶詰2〜3個学校に持って行く、

◆ー2、25人学級だが、全員同じ勉強ではない。出来る子とそうでない子は別な勉強、それで出来る子は学年が上がる。

カリキュラムは各学年ごとではなく、初級と上級の二種類くらいしかないのでは、教科書はとくにないようで、ドリル形式の本を採用。家には宿題のペーパーだけ持ち帰る。宿題は毎日出る。先生の裁量権限が大きいようだ。

教室を移動するとき廊下を歩くのは厳しく指導されている。軍隊式とか。悪いことすると校長先生のところにつれていかれる。公立小の話

▼私立小は階級意識が高いため能力には関係なく金持ちグループの行くところで金持ちなら誰でも行けるようです。そのため私立でも日本のように教育レベルは高くはないとのこと。授業料は最低でも月千ドル、生徒は白人が多数を占めているとのこと。

▼学期始めの1週間、衣類や学用品には消費税がかからない

学期始めは9月で、8月の始め頃の1週間でしたか、衣類や靴それに学用品の消費税は無税になるのです。ただし100ドル以下のものでした。

◆ー3、公立小学校は6月10日から8月末まで2ヵ月半夏休み、9月からは新学期1年生が2年生になる。

日本より4ヶ月早く9月にキンダーガーデンとしてエレメンタリスクールに入学、次の9月で1年生になる。だから6年はなく最上級は5年生。1年生といっても、エレメンタリスクールでは2年目になる。(12月末で5才になったら次の9月に入学とのこと。5年8ヵ月で入学することになる分けです。)

▼1年の終わりに教科書?(設問があり答えを書き込む、ワークブック形式の教科書ですね)2冊、学校から持ち帰ったので始めて教科書を見たとのこと分厚い本で大きい、だから個人用はこの2冊しかないのです。

Math in my World,DEVELOPING PROBLEN SOLVERS
Reading,Practice Book の2冊

教科書を含め教材一切学校に置いて家には持ち帰らない、だから学校でどんな勉強しているのか分からない。

だが宿題は毎日でる。数ページ位の小冊子と設問のあるプリントが渡されそれに答えを書く。算数はプリントによる。この2つの宿題はほぼ毎日。

▼教科内容はクラスやグループでも違うようだ、教科内容は受け持ちの先生が選ぶのか、出来る子と出来ない子と分けているようだが詳細は分からない。

▼特に授業始めや終わりのチャイムがない。先生の判断一つのようです。先生の裁量が大きいのでは。

▼毎日1時間ですが、体操、芸術、音楽、図書室で本を読んだり聞いたり、パソコン、の授業がある。体操ではただ玉をけとばしたりで遊んでいるようだ。だから体操は何一つ、跳び箱も鉄棒も出来ない。

▼そもそも小学校にプールがない。(だがオリンピックで金メダルが多いですね)習いたいなら、スポーツセンターで、高い金を払わなければならないようです。親が遊んでやるのも一つの方法ですね。住宅団地には無料のプールがありました。

◆-4、アメリカの小学校低学年での運動会、

日本は見せるための運動会、アメリカは親子楽しむための運動会ですね。

勝ち負けはどうでも良いという感じ、それでも保護者の応援も生徒も一所懸命なのです、

ひとり一人が一所懸命プレイすれば良いという感じなのです。

▼公立小学校の例、「Play Day」と言う、低学年の1〜3年と高学年の4〜6年を分けて別な日に行う。次は、低学年のPlay Dayの例

▼競技は13種目、グランドを13に区分し、それぞれの区分では競技種目が異なる。生徒も13組に分け、15分ぐらいで隣の区分に移動する。勝ち負けには余りこだわらないようだ。指導や運営は先生と希望保護者が行うが主体は保護者。保護者の参観は1区分7〜8人、ウィークデーだからでしょうか少ない。だが応援は真剣なのです。

スタートは笛。審判は、どちらが「勝」、複数組の場合は、「一等」だけ、審判員が示す。

▼綱引きでも人数が同じとは限らず、20人と16人でという場合もある。リレーでも人数が同じでない場合も時たまある。例えば5人が普通だか、たまたま4人の組があつたが最後の人が2回競技するよう指示していた。審判員が気付かなければ4人組みが1等になることもある。まあ適当だ。

▼穴のあいた漏れる容器での水運びリレーでは、審判員が目視で判断し、1等だけを示す。あとで容器を覗くとよく判断できたと思う、いいかげん。

▼玉入れで場所によって30点、20点、10点と区分がある。しかし個人毎に〜点と審判員が言うだけで、他にはなにもやらない記録などもしない。

▼競技の前に説明があるので事前の練習はしていないのでしょう。だからでしょう、マスゲームなどはない。芝生の上での30メートル程度のカケッコはあつたが主体は、玉運びとか、障害物競争など。

▼全て競技だが出鱈目と言った方が良いでしょう。点数など付ける分けでもない、点数を示す看板などはない。

しかし保護者の応援も生徒も一生懸命だ。勝ち負けでなく個人がそれぞれ一生懸命やれば良いという感じなのです。

▼決められた運動着はない、ライトカラーの軽装で、という要求があるだけ。運動会というより遊び会なのでしょう。

特に玉の投げ入れ競争の勝ち負けは面白い。網の上を超えて玉を相手側陣地に投げ入れる競技で、投げ入れた玉の多い組が勝ち。だが玉を数えないで見た感じで勝ち負けを決める。前の試合終了のまま始めるので、試合前の玉の数は同じでない、だがコートをチェンジして2回やるので、始めに勝った組は次には負けるのがほとんど。それでも審判員は勝ち組みに大声で大きく手を上げる。

▼低学年だからでしょうか、日本よりはるかに勝ち負けにはこだわらない「Play day」と思いました。遊びですね。審判もいいかげんと思いましたが、大きな声で決める。しかし誰も文句を言わない、審判員の権限は絶大と感じました。またこれがアメリカ国民性、訴訟の国、なのでしょうかと考えさせられます。

▼日本では、運動会での勝ち負けを、重視すべき、との意見もあるがどうなのでしょう。そもそも教育の基本は相手を打負かすことではなく、助け合うことだと思うのです。また勝ち負けではなく個人それぞれ一生懸命やれば良いと言うことが重要と思うのです。03.7.17

手をつないでのゴール

アメリカの小学校見聞記の要点

アメリカ見聞記ー1(01-12月初旬)

アメリカ見聞記-その2(03年3月)

アメリカ見聞記の追加(その3)(03年7月)

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