電力の技術者は勇気を持て
朝日新聞02年4月6日「原発規制の見直し、保安院方針、コスト減へ効率化」
表題での記事がありましたが、こんなことは当然で遅すぎ今さらという気がするのです。この原因は「原発の安全に関しては聖域」の風潮があったと思うのです。これは技術屋の怠慢と言わざるを得ないのです。
電力に限りませんが技術屋は当然なこととして「安全」と「品質」と「コスト減」に専念すべきです。原発の安全でも当然無駄は省くべきで、聖域ではないのです。
しかし電力会社には技術屋はいないのです。いても技術本来の仕事をしていなのです。
この理由は官僚の締め付けや世間の風評の火の粉を振るい落とすことに汲汲とし、その釈明、その釈明が経営の基本かのごとく、に技術屋を振る向け、技術屋に本来の仕事をさせないのではないかと思うのです。
◎本来、原発の立地やマスコミ対応、地域対応には全てに事務屋が当たるべきなのです。そもそも電力の事務屋さん自身で対応できず、技術屋に頼るようでは、電力関係以外の方に原発を理解させることなどできるはずはないのです。電力の事務屋さんは何のために必要なのかも判らなくなります。
先にニュースグループなどに原発についての安全や定期点検間隔の延長などを提言したのですが法律があるからとかで批判ばかりでした。原発ではないが火力の防災3点セット不要論を投稿したがこれも批判ばかりで技術的反論はないのです。
電力会社の業務の主体は技術ですよね。それなのに官庁と同じで事務屋優先で技術屋軽視なのでしょう。これを解決しない限り「原発の安全」も「コスト減」も信頼ができないと思います。
そのためなのでしょうか。世界一高い電気料金ですね。
この4月から7%料金を引下げましたが、しかしこれは誰がトップでも可能な引き下げではないかと疑いを持つのです。
電力の技術屋は、社外との広報的折衝は断固として断わり、「安全」と「品質」と「コスト減」に専念すべです。断わらないからいつまでも事務屋に頼られ、事務屋にこき使われるのです。特に重要なのは電力会社のためにも勇気を持って断わるべきと思います。02.4.7
以下追加 02.8.29
技術屋がいじけているから、今回の事故隠しの問題が起こるのです。何も知らない事務屋や官僚が口を出すから、むしろ邪魔をするから、技術屋がいじけるのです。発電所の安全はメーカーも含む優秀な現場経験の豊富な技術屋集団に任せるべきなのです。この感覚が電力トップにも官僚にもない。
つまらない組織を造り役人の横暴そのもの。対外的、広報的要素が主体で威張りくさる。これでは『安全に問題ないトラブルは隠します』よ。しかしメーカーとも安全を確認したはずです。怒られ、ねちねちと虐められ、威張りまくられ、いやがらせ、了解を得るまでに手間暇かかるのです。頭をぺこぺこ下げるだけで反論もできず、その上、恩着せられっぱなしなのです。
むしろこれでは本来の安全対策が手落ちにならざるを得ないのです。極端に言えば事故を隠さなかったらむしろ安全が疎外され大きな事故が起こったも知れませんよ。
今回の改善策として屋上屋を重ねるのではなく、なぜトラブル隠しになったか、制度面を含めて検討すべきと思います。現場の技術屋に悪意があったとは思えないのです。02.8.29
(参考)定期点検工事期間の短縮報酬は当然
04.9.18
100-05.4.30