がん難民70万人、がんに限らず日本医療は後進国

テレビ朝日Jチャンネル(07年1月22日)▽がん難民70万人の衝撃!!最善の治療法求めさまよう患者達

このテレビを見て「日本の医療は後進国」は明らか

●医療改革はどの政党のマニュフェストにもない、教育改革より先ではないのか。

他国では使われているがん特効薬が日本では使用できずに治るがんでも治らない。特効薬の認可が極めて遅い。病院により生存率が大きく異なる、治療に関する横の情報連絡がなく治療データが活用されない、組織的な治療組織がなく病院ごとでバラバラ。特効薬の専門医が少ない。などなどだが厚生労働省に国民の命を守ろうとする意欲がないのが大問題。

(参考)がん治療後進国、日本の医療に疑問(NHKテレビを見て)
アルツハイマーの治療後進国(NHKテレビを見て)

▼国立がんセンター東病院消化器内科、田原信 医師の話の概要

アバスチン(大腸癌特効薬、米国で04年認可を受けた)は世界ではもうかなりの国で認められてまして実際に一般診察で使われている状況です。目の前の患者さんに有効な薬があるにもかかわらず実際認められていないが故に自分では投与できないというもどかしさは常にあります。(田原信医師は、日本には47人しかいないという抗がん剤の薬専門医)

※アバスチンを使う病院はあるが未承認のため年720万円掛かる。

▼厚生労働省医薬食品局山本史氏の話の概要

やはり効き目とかあるいは副作用の出方、日本人と外国人のやはり差が出てきてしまうこともあり得ます我々としてはそういうところを慎重に事前に審査をしてそれで承認を出していこうと考えております。

なぜ時間が日本では掛かっているのか、売り出されるまでに、今検討を検討を始めているんですけど、やはり審査に時間が掛かるー日本では治験を開始するまでに欧米とでやはり差が数年出きてしまっている、1つのことだけを解決するのではやはり足りないと思っています

▼医薬品の最初の発売国から自国で販売するまでの平均期間

アメリカ、イギリス約1.4年、タイ、シンガポール約3年、日本3.9年2004年売り上げ上位88製品

医療産業政策研究所リサーチペーパーNo.131、2006年5月

▼がん難民の定義、70万人、がん患者の約半数

医師の治療説明に不満足

納得できる治療方針を選択できなかった。

※NPO日本医療政策機構

▼すばるクリニック 伊丹 仁朗院長の話の概要

多くの病院は自分のところで出来る治療しか提案しません。最初に訪れた病院でベストな治療が受けられとは限らない。むしろ受けられていない人が非常に多いように思います。

病院は患者にこの治療法法しかないと、自分のとこでできる治療方だけしか提案しない。

今の日本のがん医療の現状ではもっともっと元気で長生きできるはずの方が命を縮めている場合が多いように思います

※がん患者の5年生存率は病院によって大きく異なる。

胃ガン18施設、70.1% 42.3%

肺がん18施設、43.5%18.3%

乳がん14施設、92.6%79.0%厚生労働省

▼医学ジャーナリスト松井宏夫の話の概要

がんの治療でもガイドラインということで標準治療がピシッと行われていりわけではないんです

病院ごとに治療が違うと、それぐらいに違っているんです、治療法が違うとなるとどこを信用していいのか分からなくなってしまうというのもある、こうなると、がん難民、と言われるような状態になってしまう」

※がんの「標準治療法」が日本にはない。

どういう治療法例えば日本ではここだけしかやっていないという治療法が実はあるんですいっぱいありますそれを全部把握しているというのはお医者さんでもなかなかいないんです

日本ではがん治療の情報を得るシステムが整備されていない、患者が最善の治療法を選択できない

10万人当たり、がん死亡率、2002年日本241.7人で増加の方向、米国193.6人で年々減る方向。

東大付属病院中川恵一助教授の話の概要

アメリカでは国をあげたがん対策をしています、がん登録、と言ってがんになられた方を国として登録しどういう治療をしてどのように治っていくのかというデータがすべてあるんです。これは法律として定められています。と話す。

※がん登録機関に病状、治療法、その後の経過、を登録、そのデータから最善の治療法を見い出す。

話が続く

日本ではそういう制度がないので毎年がんの方が何名出ているかというデータがないんです。あるのは死亡数だけです。がんに対して国レベルの取り組みという風に考えた時には日本はまだまだ、がん対策、後進国です

※アメリカでは1971年「がん法」が成立、日本は昨年6月「がん対策基本法」が成立、今年4月から施行されるが、未だ具体策は何も示されていない。

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07.1.26